現在、線香花火の99.9%は中国製だそうです。そんな状況の中、国産線香花火を復活させようと、立岩商店さんを中心に同業の皆さの熱意で商品化され、販売されているのが『選功花火』。
線香花火は、和紙(こうぞ紙)、硝石、硫黄、松煙があれば出来るそうですが、その原料で製作するには、高度な技術が必要だそうです(当然だと想像できます)。
火薬の配合や紙縒りをよるノウハウも、今では身に付けている技術者が少ないそうです。さらに、和紙や松煙も入手が非常に困難だとか。
数々の困難を克服して商品化された線香花火には、それぞれ「長崎ぶらぶら」、「徳川牡丹」、「巧」、「柳」、といった興味深い名前が付けられています。
そんな線香花火を、ご来店いただいたお客様とご一緒に、楽しみたいと思っています。